スタディーツアー2012のご報告

スタディーツアー2012のご報告

7月29日から8月4日にかけて、JAM Study Tour 2012が実施され、社会人7人、大学生2人の合計9名の方が参加されました。6日間のツアー中には、メータオ・クリニック、国境、難民キャンプ、移民学校を訪問し、さらに学校保健表彰セレモニーにも参加するというとても濃厚なツアーでした。

【1日目】7/29
朝9時に成田空港に集合し、バンコクへと旅立ちました。今回、現地の子どもたちへの寄付として大量のリコーダーを持参しました。
商業目的の持ち込みだと思われて税関で没収されてしまわないかとヒヤヒヤでしたが、子どもたちへのギフトだということが伝わり、無事に税関を通過。
その後、貸し切りバスで、世界遺産で有名なアユタヤに移動し、晩御飯を食べました。
霧のために山道で時間がかかり、バンコクからメータオクリニックのあるメーソットまで8時間かかり、メーソット市内のホテルについたのは翌7/30の午前3時でした。

【2日目】7/30
この日は昼前からメータオ・クリニックを見学しました。一つ一つの建物を周りながら、現地スタッフの前川がクリニックの現状を参加者の皆さんに説明しました。
百聞は一見にしかず、ということわざ通り、当会が支援しているクリニックがどのような場所であるのかを参加者の皆さまに直接知っていただくことができたと思います。
午後はタイ・ミャンマーの国境を流れるモエイ川を訪れ、国境のマーケットで買い物をしました。川自体が国境であり、対岸はもうミャンマーであるということに驚かれる方もおられました。

【3日目】7/31
朝からSVA (シャンティ国際ボランティア会)さんのご案内のもと、Umpium難民キャンプを訪れました。
実際に難民の方がどのようなところに住み、どのような生活をしているのか、どのようなお気持ちなのかを少しだけですが知ることができました。また、キャンプ内の医療施設とメータオ・クリニックとの違いについても考えさせられました。
メーソットに帰った後、難民の画家であるマウンマウンティンさんのお家にご招待され、晩御飯をご馳走になりました。

【4日目】8/1
この日から医学部の学生さん2人が遅れて合流し、2つの移民学校を見学に行きました。
移民の子どもたちがどのような環境で勉強をしているのかということを直接見聞きすることができたと思います。
とにかく子どもたちの元気さに圧倒されました。午後はメータオ・クリニック院長のシンシア先生と、お忙しい中、幸運にも会うことができ、直接お話を聴くことができました。

【5日目】8/2
この日は学校保健表彰セレモニーに参加しました。それぞれの移民学校が、自分たちの学校保健の状況について自己評価・相互評価をし、一定の水準をクリアした学校にメダルが授与される年に1回の表彰式です。
生徒たちによる表彰の前後の出し物もほぼ全て保健や衛生に関わるものでした。
メーソット滞在も残り少なくなってきたため、夕方はメーソット市内の民芸品のお店へお土産を買いに行きました。

【6日目】8/3
タイ滞在最終日のこの日は、朝からメーソット市内のマーケットを訪問して朝食をとりました。その後バスでバンコクまで移動し、帰途につきました。