5月23日からはタイ全土から集まったミャンマー移民が毎日1000人まで、メソトの友好橋を通ってミャンマーへ帰国しているとのことです。しかし、経済活動や人の移動の再開に伴い感染者数がある程度増えるのは避けられず、タイ政府も外国人の入国を含めたすべての制限解除は慎重に判断する姿勢を崩していません。
JAMは4月以降、12名の方から計703,000円の貴重なご支援をいただきました。パンデミックにより日常生活も経済活動も大きな制限を受けている中で、遠く離れた国境の人々に連帯をお示しいただき、JAMおよびメータオ・クリニックを代表して心より深謝申し上げます。いただいたご支援はメータオ・クリニックに最も意味のある形で、早い時期に役立てさせていただき、またご報告させていただきます。
本日はJAMがメータオ・クリニックに3月28日に送金したCOVID-19緊急支援金125万円(380,000 THB)の使途についてご報告いたします。メータオ・クリニックからの公式な支出報告ではなく、また一部は現時点での予算案なので最終的な支出とは若干の誤差が生じる可能性がありますが、大まかな使途としては以下の通りです。
① 隔離病棟用物品 N95マスク、フェイスシールド、キャップ、手袋、使い捨てガウン、靴カバー 62,700 THB(6月8日現在のレートで約21万円)
② 一般病棟用物品 サージカルマスク、フェイスシールド、手袋、キャップ 153,515 THB(約53万円)
③ 通信費 24,000 THB(約8万円)
④ スタッフの緊急採用費 22,602 THB(約8万円)
⑤ UV滅菌箱 14,000 THB(約5万円)
⑥ 洗濯機 24,000 THB(約8万円)
⑦ 手洗い台 31,998 THB(約11万円)
⑧ メソト病院への患者搬送費、自宅への交通費 39,265 THB(約14万円)
合計 372,080 THB
*6月8日現在のレートを適応
メータオ・クリニックが緊急支援の要請を開始した直後にJAMからまとまった額を送金できたことでその時点で直ちに必要なものの購入に充てられており、大きな意味があったと思います。ご支援いただいた皆さま、誠にありがとうございました。